概要
2021年2月5日
団体概要
団体名 | 社団法人 日本ケイビング連盟 |
設立 | 2011年1月5日 |
会長 | 吉田 勝次 |
所在地 | 〒491-0827 愛知県一宮市三ツ井7-12-14 |
理事 | 縣 智丈 伊藤 天哉 松下 剛士 山口 夕佳里 國保 幸起 |
沿革
1996年 | 前身団体である J.E.T (Japan Exploration Team)の設立 ※J.E.Tは継続して活動しています。 |
2002年 | ケイビングプロガイドチーム・Ciao設立 |
2008年6月 | 中国にて中国南方カルストが世界遺産となって記念式典が開催された。 中華人民共和国・政府から代表理事:吉田勝次が招待される。 |
2009年8月 | 沖永良部島にて、地域雇用創造促進事業 ケイビングガイド育成講座を開催 |
2009年9月 | 岐阜県警 郡上警察署 搬送協力 |
2010年5月 | ベトナム共和国 世界最大の洞窟 NHK同行 |
2010年10月 | 岐阜県警察本部 洞窟救助提携 |
2011年1月 | 社団法人 日本ケイビング連盟を設立 |
事業目的
1. 職業ケイビングガイドの育成および当法人公認ガイドの認定
2. 職業ケイビングガイド検定試験及び登録、認定書の発行
3. ケイビングガイド認定書の更新手続き及び講習会の開催
4. ケイビングの安全意識の向上とケイビングレスキュー隊員の育成
5. ケイビングに関する研究、改善及び発展に関する業務
6. 洞窟と洞窟を取り巻く自然環境の保全を図る活動
7. 未踏の洞窟調査における長期的な遠征を行うための組織編成及び活動の実施
8. 当連盟に認定されたガイドによるケイビング講座、講演会の開催
9. 国内外のケイビング関係機関との協力事業
10. 国内及び国外のケイビング関係機関並びにその他の諸団体との提携に関する事業
11. 報告書、会誌、マニュアル書の発行
12. 前各号に掲げる事業に附帯又は関連する事業
13.地下世界、辺境地の探検・報告書の作成
14.官公庁、警察署、消防、レスキュー隊関連からの救助要請、依頼調査、協力活動
会長メッセージ
ケイビングを始めて20年余り、今までに日本各地から世界中のフィールドを訪れました。しかし、世界には多くの未踏の洞窟があり、まだまだ探検の余地があるフィールドがあふれています。
私が、仲間と海外遠征を計画する際は、国内での乏しい情報源を頼りにリサーチをしてから出発しますが、現地を訪れて初めて分かることが多く、短い予定日程があっという間に過ぎて行きます。
日本の多くの探検家が、社会人として仕事をしながら活動しています。日本社会では長期間の休みがとりづらく そのために、探検期間は欧米人に比べて短くなってしまう。出発前の準備やリサーチにかけられる時間も限られているので、探検調査のたびに時間不足に悩まされているのが現状です。 しかし今までに海外で出会った、欧米諸国の洞窟探検家は、一ヶ月以上の長期合宿調査を、何年も継続して行い、大きな成果を出しています。日本の洞窟探検家の多くの人は限られた少ない日程で未踏の地で洞窟を探しに行ったり、外国人探検隊の活動に一時的に参加させてもらっている状況です。
欧米と日本では、社会や企業のあり方が異なり、日本ではいくらパイオニア精神があっても、長く会社を休めず中途半端にしか探検活動ができないのです。そのことが、今までの洞窟探検でいつも支障となり、歯がゆい思いをしてきました。
ではどうしたらいいのか?
洞窟探検を続けるための条件として、社会人として経済的に自立することは第一前提です。 同時に「仕事」と「探検」を両立させることが第二の条件だと思います。「一年を通して仕事として洞窟と関わること」と、「純粋に未踏の世界を追及すること」、つまり、やりたいこと、得意なことをやりながら社会で確立させていくことが最終目標です。 それを具体化させるための基盤として、J.E.Tメンバーの有志によって、自由に動ける組織を作ることになりました。日本ケイビング連盟の目的は、以下の3ステップを経て夢に近づくことです。
1.当連盟を “洞窟に関する総合的な組織" として社会に認知してもらい、収益を得ることにつなげていく。
2.当連盟のメンバーであり探検家(ガイド・調査隊メンバー)でもある人材の雇用を増やしていく。
3.当連盟メンバーによって、国内外への洞窟探検隊を組織し、未踏の世界を探検してそこで見た貴重なものをいろいろな媒体を通して社会に還元していくこと。
(社)日本ケイビング連盟 会長 吉田勝次
Posted by kouki